耐震診断とは…
耐震とは、何でしょうか?
あなたは、テレビで報道される地震のニュースを他人事だと思っていませんか?
思い出してください。
あなたの周りで震度3の地震が発生し建物がゆれ、照明がゆれ、家具が倒れそうになった事を。
そして、不安だったあの日を・・・
そして今、 平成23年3月11日午後2時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0、国内観測史上最大の巨大地震が発生。東北関東大震災が起きてしまったのです。
この地震がもしあなたの身に降りかかったら?
地震が起きたことで生活は一転します。
例えば、けがであったり、建物や財産が壊れてしまったり。
そして、一番に起きてはならないこと。それが、人命を失うことなのです。
では、その大切な人命を守る為にあなたは何が出来るでしょうか?
食料の確保?
避難経路の確保?
家具の固定?
いずれも良いですね。
でも、もっと効果的な方法があります。
それが『耐震診断』なのです。
▼インターネットでできる「誰でもできるわが家の耐震診断」はこちらから使うことができます。
地震は自然現象なので、起こることは避けられません。
地震が起こることにより、財産としての家などを失うことになってしまうだけでなく、出火時には火災となって襲いかかって来ます。
そして、平成7年1月の阪神・淡路大震災の被害にあった多くの建物は、古い建物だったのです。
ここ数年の地震では、平成16年10月の新潟県中越地震、平成17年3月の福岡県西方沖地震、もっと最近では、今年、平成19年3月の能登半島地震,、平成19年7月新潟県中越沖地震と地震が多くなってます。
これらの地震で被害を受けている建物の大部分は古い建物です。
「 古い建物とはどの様な物件なのでしょうか? 」
建具が錆びているとか、見た目が古いなどと思いますよね?
いいえ、違います。
古い建物とは
? 昭和56年5月31日(1981年)以前に建てられたもの
? 昭和56年5月31日以前に建築確認通知書を受けたもの
? 改正建築基準法が施工される前に設計されたもの
耐震診断とは、建物を設計するとき、地震に対して安全に設計することを「耐震設計」といい、「耐震設計」のもとになる基準を「耐震基準」といいます。
この、新耐震設計基準による建物は、阪神大震災においても被害が少なかったとされており、その耐震基準が概ね妥当であると考えられています。 この「新耐震設計基準」が制定された1981年(昭和56年)を境に、「1981年(昭和56年)以前の耐震基準の建物」や「1981年昭和56年以降の新耐震基準による建物」などの表現がされるようになりました。
住宅やビルが地震に対してどの程度被害を受けにくいかといった地震に対する強さ、すなわち「耐震性」の度合を調べるのが「耐震診断」であり、阪神・淡路大震災の教訓をもとに1995年(平成7年)12月25日に「建築物の耐震改修の促進に関する法律(耐震改修促進法)」が施行されました。この中では現在の新耐震基準を満たさない建築物について積極的に「耐震診断」や改修を進めることとされています。
参考に (財)日本建築防災協会 発行のリーフレットがあります。
木造住宅の耐震改修の費用 −耐震改修ってどのくらいかかるの?− 」